2023/12/07
副業として行うような規模の小さいネットショップであっても、必要となるのが特定商取引法に基づく表記です。
簡単な登録手続きを行うだけで、手軽に開業可能なネットショップでも、最初に特商法に基づく表記に記すための情報入力を求められることが殆どです。
そんな特商法に基づく表記の中でも、気にかけておいて損がないのが電話番号です。
電話番号は、固定電話は勿論、携帯電話の番号でも良いことになっています。そのため、固定電話を持たない人でも気軽に登録可能です。
ただ、電話番号を公開するということは、昼夜問わず電話がかかってくる状態になるリスクを伴うことになります。
商品に関する問い合わせなど、ネットショップ運営をしていく上で必要な電話であれば、頻繁にかかってきてもそれほど苦になることはないでしょう。
ただ、ネットで公開した内容というのは、特定の相手だけでなく世界中のどこからでも見れる状態となってしまいます。
そのため、商売とは全く関係のない電話がかかってくることもあれば、セールスや怪しい勧誘などの電話が増えることもあります。
自宅の固定電話に、こうした迷惑電話ともいえるような電話が頻繁にかかってくるのは、困ると考える人は少なくありません。そのため、特商法で公開する電話番号は、携帯電話の番号にしておきたいと考える人が増えてきています。
ただ、固定電話ではなく携帯電話の番号が書かれていると、怪しい業者なのではないかと考えられてしまうことは少なくありません。
そのため、利用者に信用をして貰いたい、安心してネットショップを利用して貰いたいという場合は、固定電話の番号を書いておくことが有効です。
住所と固定電話の市外局番が異なっていれば、怪しい業者といわれる可能性がありますが、住所と市外局番が合っていればそれだけでも信用度が高まります。
そんな固定電話の番号を使いたくても、自宅の番号を使うことに抵抗がある、固定電話がないという場合は、固定電話の番号を取得できるスマホアプリの活用を考えてみると良いでしょう。
固定電話を持つことはとても大変と考える人もいますが、アプリを使えば簡単な手続きだけで、特商法に基づく表記で使うことができる電話番号を入手することができます。
この番号はスマートフォンで使う形となりますが、スマホの番号自体を公開する必要がなくなるだけでも気分が楽になるでしょう。
そのため、ネットショップを開業する際には、電話番号をどうするかから考えておくことがおすすめです。